ロケットの隠れ家でお茶会を

ドラマ・映画・演劇・漫画・ゲーム・小説等々、美味しいものを見つけては感想なども書き綴っています。

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せっかくだから俺は古龍を選ぶぜ!

今までに読んだ武侠小説のレビューをまとめておきたくなりまして。
突発的に専用感想カテゴリーを始動させました。
以前使っていたブログにも載せていたんだけど、うっかり文章データを保存するのを忘れたまま削除してしまったので新しく書き直ししてます。もうちょっと早くに仕上げるつもりだったのに、ズルズルと長引き、今更になって公開ですが;

で、何を語るのかって言うと、古龍作品を中心にしようかと。
いやさ、ドラマがどんどん日本にも入ってきて、全作品翻訳刊行されている金庸作品を紹介している所って多いけど、古龍作品を取り扱っているトコって本気で少ない。少なすぎる。つーか滅多に見かけないんだもんよ(泣
まぁ、作者がすでに故人なのと、全部で80を超えるという作品の中には作者が名義を貸して弟子に書かせたりしていた作品もあるという噂なので、翻訳版刊行が難しいってのがあるんだろうけど。

陸小鳳伝奇シリーズの全巻翻訳決定など嬉しい事が最近続いているので、今後の期待と応援をかねて、この場を借りて布教活動をしたいなぁと思った訳です。
もっとも、未だに日本で入手できる数少ない作品の大半が絶版だったりするんだけどね!(号泣
復刊しろ~! ていうか黒歴史の烙印を押された『聖白虎伝』はまず翻訳から(略

あ、ちなみにレビューといってもまだ武侠小説ファン歴2年目の人間が書くものなので、ほとんど一読者の感想文みたいなものですのであしからず。



前置きが長くなりましたが、ここから本題です↓


金鵬王朝    陸小鳳伝奇シリーズ 1金鵬王朝 陸小鳳伝奇シリーズ 1
(2006/05)
古龍、阿部 敦子 他

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(あらすじ)(Amazon「BOOK」データベースより)
江湖の遊侠児、陸小鳳は四本眉毛の異名をもつ女泣かせな男。ある日、陸小鳳は相棒の花満楼とともに、滅亡した金鵬王国の美貌の公主と出会った。王国再興のために略奪された財宝と亡命した皇子の捜索を引き受けた二人は、天下無双の剣豪、西門吹雪を助っ人に略奪者たちを追う。様々な陰謀がめまぐるしく蠢く。そして暴かれた真相は、あまりにも意外なものだった。


古龍の武侠小説といえば、ハードボイルドな空気漂う、ミステリー要素の強い物語というイメージがあるけれど、この陸小鳳伝奇シリーズはまさにその代表という感じ。
天下の遊侠・陸小鳳が愉快な仲間達(語弊に非ず)と共に、複雑怪奇な陰謀に挑む。個性的なキャラクター同士の掛け合いや、映画的なアクション描写など、それまで武侠小説に縁がなかったという人にも馴染みやすい作品かと思われます(言ってしまえば、古龍の作品って雰囲気がラノベに近いって事だけどね;

格好良くてお茶目で、ちょっとアホい所もあるオッサンが好きという方には是非おススメしたい作品。ストーリーは一話完結形式なので基本的に順番に買わなくても楽しめるけれど、時にネタバレしてしまう場合もあるので、そういうのは嫌だという方はこの『金鵬王朝』から順に読んでいくと良かです。


(主な登場人物紹介)(人選といい内容といい主観まみれです、スミマセン;)
・陸小鳳
女名前とはいえ、その正体は眉毛そっくりの口髭がトレードマークな遊侠児。そこから通称“四本眉毛”と呼ばれており、彼の二本の指に挟み止められぬものはないという。その武術の腕前と人柄から江湖でも一目置かれている存在のはずだが、いつも何か厄介事に巻き込まれてしまう(ていうか、わざわざ自分から巻き込まれにいくのが大半なんだけど)
とにかく人間大好き、友達第一、綺麗なオネーちゃんと美味い酒には目がないという天衣無縫の人。いい歳して泰山の頂上で司空摘星ととんぼ返り対決をする辺り、いつでも心は少年のままな大人。

・花満楼
江南の名門、花家の七男で陸小鳳の友人。慈愛に満ちた穏やかな性格をしている盲目の青年であるが、振り下ろされた大刀をやすやすと止めてしまうほどの武術の達人でもある。何かと色濃い陸小鳳の友人達の中では比較的常識人で、陸小鳳の良き突っ込み役。
今作では上官飛燕に恋心を抱くものの、姿を消した彼女の行方に心中穏やかならざる状況に陥ってしまう。

・西門吹雪
“西門吹雪に降りかかるのは雪ではない、剣に散る血の花だ”という言葉と共に登場する、稀代の剣客。常に白装束を纏い、金銭にも情にも流されず、ただ必殺の剣を振るうためだけに存在する狷介孤高の男だが、陸小鳳には心を開いている。
「いくら花が美しくとも、血しぶきの美しさに比肩し得るものではない」などの台詞から表向きは非情な人間に思えるが、陸小鳳の頼みに対して「その口髭をきれいさっぱり剃り落としたなら、どこへなりともお供するよ」と言って協力したり、真顔で「俺は人を殺すと腹がへるんだ」とのたまうなど、どこか惚けた一面も併せ持っている。
これが『決戦前後』でああなるとは……(遠い目

・司空摘星
「盗賊王」の異名をとる大泥棒にして変装の名人。陸小鳳の悪友にして遊び友達(くどいようだが語弊に非ず)であり、顔を合わせる度に何かとくだらない勝負をしている。一番最近の勝負は、泰山頂上でのとんぼ返り対決だったらしい。お前らいくつだ(笑
しかし、盗みと軽功に関しては陸小鳳も一目置いており、今回もある依頼を受けて陸小鳳達に近づくが……

・朱停
“店主”というあだ名を持つ、からくり作りの達人。陸小鳳の幼なじみだが、どういう訳か彼とは顔を合わそうとしない。極度に怠惰な性格で、絶世の美女である奥さんがいるもののそのぐうたらっぷりに幻滅されており、密かに陸小鳳が二人のよりを戻そうと苦心していたりする。
実は『金鵬王朝』で一番美味しい所を持っていったキャラ(笑
他の話にも登場しないかなぁ。



第一作目という事で、ストーリー自体は結構軽め。
とりあえず、この回における一番の犠牲者は花満楼だと思う;
上官飛燕は本当にもう登場しないんでしょうかね……
赤い靴や熊婆さんなど、謎のまま残る伏線が所々に張りめぐらされているけど、その辺は次回作を読んでいく内に明らかにされる仕掛けになってたりします。初読の時はまさか、欧陽情がレギュラーキャラだったとは思わなんだ;
にしても、この頃はまだそんなにキャラ死んでなかったんですねぇ(……え?
そんな不穏さを残しつつ、次回『繍花大盗』レビューに続きます。
[ 2007/02/14 18:00 ] 武侠関係 | TB(-) | CM(0)
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プロフィール

矢車青(やぐるま・しょう)

Author:矢車青(やぐるま・しょう)
趣味の物書き。生まれも育ちも四国の土佐。創作小説サークル『モノクロアニマル』にて、本作ってイベント参加してたりもします。



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