ロケットの隠れ家でお茶会を

ドラマ・映画・演劇・漫画・ゲーム・小説等々、美味しいものを見つけては感想なども書き綴っています。

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歴史は繰り返す運命なのか

先日紹介した『放課後のカリスマ』をさっそく購入したらば、(単行本第2巻の時点での)クローン生産の理由がほとんど当サイトにある『残星は暁に沈む』の裏設定と被っていた件について(ガーン!

いやまぁ、レビュー読んだ時点で9割方そうだろうなーと確信したからこそ、参考にと思い購入した訳だし。
そしたら予想通りツボにクリティカルヒットな作品だったんだから結果的には良しですよ。
むしろ「愛玩用やカリスマ性の維持の為に、偉人達のクローン作って売買するのが普通になった未来世界」<※重大なネタバレを含むので要注意!>という外道なギミックを、自分以外の人間も考えていたことに内心ホッとしたのも正直な話(何にせよ最悪だなお前
いやはや、人造生命ネタと歴史人物好きには溜まらない作品ですねコレ。
(ちなみに『残星~』とは本当に裏設定的な部分が被っているというだけで、話の内容的にはミクロも被っていないんだよーと、念のためフォローしてみる;)

ところでこの作品に限らず、矢車はクローンとオリジナルの関係については「遺伝情報が同じというだけの他人」という認識をモットーとしています。
個人の人格を形成する最たる要因は環境等の外的要因であり、先天的な遺伝情報が生まれながらに個人の人格を決定させるとは思っていません。
(ただし身体機能だけで言えば、先天的な要素に左右されることはあるよねー、競馬みたいに)

なのでこの『放課後のカリスマ』を読む際も、主人公以外の登場人物はあくまで「偉人達のクローン」として認識すべきなのであり、そこがまた最近流行のアレンジされた戦国武将キャラ等とはまた違った捉え方となっているのが面白い。

「失敗」とみなされれば即「やり直し」される消耗品の試験体。
そうとは知らず、オリジナルの偉業を再現、あるいは超越することだけを目標として教育されるクローン達に生じる葛藤や心の歪みが、非クローンである主人公と対比して浮き彫りになっていく様子だけでも興味深いってのに。
学園物のツボを押さえたかのような怪しげな信仰「ドリー様」の流行、全クローンを殺すと宣告する謎の一味の存在までもが絡んでくるというミステリアスな展開。
うーん、これはハマる。どっぷりハマったよ。
ちょっと第2巻! そんな所で止めるなんて反則だ!!

個人的には一生独身の運命に抗おうとするエリザベスと、フロイトの腹の底が読めない性格が好きなんですが、今後の行く末で一番気になるのはヒトラーですね。
今が良いヤツなだけに、これからどういう方向性に進んでいくのかが全く読めないので怖い。
なんかもうドリー様を信奉している時点で怖い。
[ 2009/06/02 23:55 ] 漫画&アニメ | TB(-) | CM(0)
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プロフィール

矢車青(やぐるま・しょう)

Author:矢車青(やぐるま・しょう)
趣味の物書き。生まれも育ちも四国の土佐。創作小説サークル『モノクロアニマル』にて、本作ってイベント参加してたりもします。



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