ロケットの隠れ家でお茶会を

ドラマ・映画・演劇・漫画・ゲーム・小説等々、美味しいものを見つけては感想なども書き綴っています。

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ヤツは大変なものを盗んでいきました

ハイ、今日の話題はカリオストロでも魔理沙でもないですよー
『GOEMON』の感想ですよー

つい先日書いたように、日曜休みなのでさっそく観に行きました。
観る前は期待と不安が3:7くらいの割合だったんですが、観終わった直後の個人的な点数評価としては 70点 かなぁと。
割と譲歩しての70点です。
前回のきゃしゃーんよりはまだ楽しめた方かと思うんですが、それでもね、こう、所々にモヤッとくる所があるというか、つっこみたくなる箇所があったりね。
そこんとこがどうしても割り切れなくて、観終わった後もちょいと消化不良感が残ってしまったのが残念。
(それはもう、割り切れなさのあまり帰り道で『怪盗 楚留香』をレンタルしてしまったくらいに……)

自分でも不思議なんだけど、「うわコレ良い!」と高ポイントな部分と、「それはどうよ?」とどうしても受け付けない部分の両極端の印象が揃っている作品ってのはどう扱えば良いものやら;
好きか嫌いかと問われれば、「あの戦国BASARA並みにありえねーアクションは最高にツボなんだけど、ストーリーはごめんオイラには微妙かも」と言わざるをえないなぁ……
ああ、口直しに『五右衛門ロック』が観たい……
や、本当に良い所もあるんだけどね、う~ん;

そんな『GOEMON』ですが、とりあえず言いたいことは山ほどあるので、続きからネタバレ感想いきます。
内容知りたくない方はスルーでどうぞ。






まずは良かった点。
基本的にCGが入りまくるアクションは好きではないのですが、ここまで徹底して拘っているCGアクションならば逆に好感が持てます。
特に忍者バトルが熱い!
たまにしか忍んでないけど熱い! 背景明らかに日本じゃないけど熱い!

家屋が爆撃で破壊されて背後から雪崩となって押し寄せてくる辺りとかって、待て待て待て待てぇーーーーーい!!(爆笑
君達は本当に忍者かね!?
(あ、破壊工作をしているんだから間違ってはいないのか)
にしてもあのジャンプ力や、一太刀で柱が砕ける場面とか、一瞬本気でどこの戦国BASARAかと思ったよ。
や、好きだけど! このくらいぶっ飛んでるバトルはむしろ好きだよ!?

あとアレンジされた安土桃山世界の美術。
信長の頃のそのまんま西洋みたいなのは行き過ぎだと思ったけど、前半のにぎわう街の雰囲気とかは大好きですね。
特に遊女のおねーちゃんトコで踊るミニスカ着物ダンサーさん達とか!
(やっぱり反応するのはそこか)


お次にイマイチだったストーリーについて。
何が一番引っかかったかと言うと、関ヶ原以降がね。
最終的に大阪夏の陣の真田幸村になぞらえたかったのは分かるけど、にしてもそこで信長を絡める必要はあったんかいと。
天下統一を望んでいた信長の遺志を掲げるという意味があってのことなのか?
何と言うか、それだと結局、五右衛門が五右衛門自身として戦を終わらせるという形には為りきっていないんじゃないかと。
そもそも信長を信奉していた五右衛門は、才蔵の死によって“死んだ”ものと思っていたんだけどな。
恩義ある信長の言葉だからこそ、「強くなれ。強ければ何者にも奪われはしない」という信条に基づき、力をつけて自由の身となり、今度は奪う立場となった。
けれど、その自由の代償として多くのものを犠牲にし、才蔵まで失った。
復讐のために又八を殺した小平太を殴った事からしても、この時点で行動理念が揺らいでいたのは間違いない。
なのに何故、最後になってああいう行動をとる事になったのか。
うーん、正直理解できない;
まぁ、才蔵が“五右衛門”として死んだ以上、五右衛門はすでに“五右衛門”ではないと解釈することも可能だとは思うんですが。

それに真田幸村になぞらえるにしても、佐助の扱いとかあんまりすぎないかと。
しかもそれでラストがアレだし。
茶々を助けた意味は? 放置っすか?

キャラクターでいくと、その茶々の人物像も何だかなーと思ったり。
この作品内だと、茶々の両親はすでになく、初めは信長が保護していたようだけど、父親(浅井長政)を討ったのは信長、ってのは無かったことになっているのか?
ていうか信長存命中はお市生きてるってのも無かったことに?
でも信長が金色髑髏杯使っていたしなー
その辺があいまいなせいで引っかかって、信長暗殺に加担した秀吉には怒りを顕にするのに、信長の事は純粋に慕っている茶々というのに違和感がありすぎて;
加えていうと、秀吉を暗殺しようとした以外、このヒロインは目立った行動をとっていないんですが、本当に必要な存在だったんだろうかと。

五右衛門の行動の各動機を見ても、
秀吉暗殺(一回目)→信長の敵討ち
秀吉暗殺(二回目)→茶々救出、信長の敵討ち
秀吉暗殺(三回目)→才蔵の敵討ち
関ヶ原乱入→天下泰平を口実に戦を繰り返す人間らに終止符を打つ為に
ってな感じだし。
関が原以降でも何か行動があれば、まだ扱いにも納得がいったんだけど。

江口さんの五右衛門自体は格好良かったですよ。
後半の関ヶ原さえなければね、うん……(どんだけ関ヶ原嫌いやねん;
秀吉と三成はまぁ、五右衛門が主役ならこれだけ真っ黒な悪役にされるのも仕方ないかなと。
“五右衛門”が釜茹でにされた時、子供も一緒に処刑されたってのは実際の石川五右衛門の処刑でもそうだったと聞きますが。

とりあえず個人的MVPは寺島進さんの服部半蔵ということで。
ああ師匠格好えぇ師匠格好えぇー!
関ヶ原も師弟対決のトコだけは好きですよ。
忍者バトルに関しては本当に、お腹一杯になれたんですけどねぇ。
覚悟していたよりは楽しめたので、まぁ良しとしますか。
[ 2009/05/10 22:48 ] 映画 | TB(-) | CM(0)
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プロフィール

矢車青(やぐるま・しょう)

Author:矢車青(やぐるま・しょう)
趣味の物書き。生まれも育ちも四国の土佐。創作小説サークル『モノクロアニマル』にて、本作ってイベント参加してたりもします。



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