ロケットの隠れ家でお茶会を

ドラマ・映画・演劇・漫画・ゲーム・小説等々、美味しいものを見つけては感想なども書き綴っています。

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至れり尽くせり

お月見商戦終わったー!
そして明日は敬老の日、これを乗り切ればお休み!
今年の中秋の名月は朧月夜でしたが、それでも秋の涼しい夜に浮かぶ月は情緒があって良いものです。

と、それはさて置き。

エルゴDVDの続き購入を我慢する間の燃料補給と思い、こんなものを買った訳ですが。
トップクリエイターが教えるキャラクターの創り方~『サムライチャンプルー』『エルゴプラクシー』にみるアニメーション制作現場トップクリエイターが教えるキャラクターの創り方~『サムライチャンプルー』『エルゴプラクシー』にみるアニメーション制作現場
(2007/09/07)
マングローブ

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『サムライチャンプルー』関係の画像もあることだし、一石二鳥だなーと思って買ってみたらまぁ驚き。

ちょっと待て、この『Ergo Proxy』解説コーナーよ。
裏設定大放出にもほどがある……!

ネタバレとかいうレベルじゃねー!

いや、うん。
もうこの本の内容って、丸々一冊サムチャンとエルゴの設定資料集と言って良いんじゃないかと。
サムチャンもエルゴも全話見ているだけあって、初期段階の企画書やキャラクターデザインのラフスケッチなど、どういうコンセプトでもって作品作りを行ってきたのかが分かるのはすごく嬉しい。
実際、創作をする上でもかなり参考になる内容ばかりで、これだけでも買って良かったなーと思いました。

しかし、それにも増して美味しすぎるのがエルゴ裏設定よ。
本編で詳しく触れていない内容を、こんな所で堂々と解説してどうするんだー!?
(いや、矢車さん的には結果オーライなんだけど)

あと、「SFマインド」についての解説コラムで、思わず「そう、その通り!」と反応してしまったのが、
「特にSFというジャンルは、神話や民話の強い影響下で生まれた再生物だといっていい」
という一文。
だから私はSFファンタジーおよび、SF伝奇が好きなんだよなぁ……

全然それとは関係ないけど、この本見てたらまたサムチャンが見たくなってきたり。
サムチャンの戦闘シーンは「このTVアニメのアクションが凄い!BEST5」に入ると、私は信じています。
OPも若冲の絵とマッチしてて格好いいんだよねー
うーん、大好きだ……!




さて、以下は個人的にツボったエルゴ裏設定のメモ。








・作品全体のモチーフはディック作『ユービック』、イメージは『プリズナーNo.6』と『トワイライトゾーン』から。

・でも物語の構造自体は『オズの魔法使い』がモチーフ。
ビンスは自信が持てないライオン、リルは真実を知らない案山子、ピノは心が欲しいブリキのきこり。
(ゆえにプラクシー=魔術師となると)
肝心のドロシーを先に壊されてしまい、3人は先導者を失ったまま世界を迷走する。
また、イメージとしてはギリシャ神話のクレタ島の物語などがベーシックに。

・序盤のリルは心理学的には「自己逃避的機制」タイプ。
現実から自分を遠ざけて孤立することで、精神的な均衡を保っている。

・リルのコードナンバー「124C41+」→(ONE TO FORSEE FOR ONE = ある者のために先を見る者)

・リル・2・リアルの「2」の意味は、「2番目」「TO(現実になった)」「TOO(とても現実的)」

・初期ビンスは心理学的にいうと「自己逃避的機制」タイプで、しかも欲求の原因を忘れようとし、無意識の世界に自分を押しやろうとする抑圧型。

・エルゴ・プラクシーの仮面は、贖罪の気持ちや狂気という内面が外側に出た形。
攻撃的機制によって、欲求に対する自己調節を行う変身願望が具現化した姿。
プラクシーには元々、いかなる環境においても順応できる能力があり、環境に順応して自分の形態を変えていける。
それはプラクシーの思考によって形態も変わるということになり、それが表面に現れた形として、皮膚と同じような仮面の形態になった。

・オートレイブのピノは、人間よりも人間的なキャラクターとして位置付け。
人間のリルにプラクシーのビンス、オートレイブのピノという、バランスのとれた三者の関係。

・13話でのイギーの行動は、欲求に対しての攻撃的機制で自己調節を図ろうとした心の作用。

・プラクシーワンは人類再生に成功した後、創造主の計画に絶望してドームを出奔。
その時に、自分のダミーとして作ったのがエルゴ・プラクシー。
「二人の関係は本体と影そのもので、二人の戦いは自分自身の存在を証明するための運命である」(原文ママ)
やめてー! その手のパターンには本気で弱いからやめてーーー!

・プラクシーワンの眉間の皺は、彼自身が抱える苦渋が外面に具現化したもの(ここちょっと笑った
基本的に同じ姿形を持っているはずのビンスが、完全にワンと相似的な外見にならなかったのは、リルやピノの存在があったおかげ。

・ドノブのアントラージュの石像に哲学者の名前がついているのは、哲学を持っていないはずのロボットが哲学的なことを言う→本が喋っているようなものだろう、と。
ゆえに場所も図書館のような構造に。

[ 2008/09/14 23:10 ] 漫画&アニメ | TB(-) | CM(0)
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プロフィール

矢車青(やぐるま・しょう)

Author:矢車青(やぐるま・しょう)
趣味の物書き。生まれも育ちも四国の土佐。創作小説サークル『モノクロアニマル』にて、本作ってイベント参加してたりもします。



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