ロケットの隠れ家でお茶会を

ドラマ・映画・演劇・漫画・ゲーム・小説等々、美味しいものを見つけては感想なども書き綴っています。

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ウン・グランデ・アモーーーーレ!

昨日は日曜日のエイプリルフールがいかに恐ろしいかを実感した日であった……
思わず便乗してしまうほどネット中がお祭り騒ぎと化していたよ……


ところで先日の本家ウィーン版エリザベート、マジ凄かった!
主にトート閣下の超ハイテンションぶり笑っていいのかどうか本気で悩むシュールな演出が!!

演じている役者さんが日本の東宝版より若いってだけでは理由にならないはじけっぷりだったよ! 閣下ってば!
何ですか、あの中学生男子顔負けの活発さは。
日本版はね、けっこう黄泉の帝王としての貫禄あふれるキャラクターになっているんだけど、ウィーン版のトート閣下はもう……跳ねるわ、シシィの胸揉むわ、ルドルフに隙あらばキスしようとするわ。極めつけは女装だぜ女装
いや、あれは真面目に考えればルドルフにとっての死の形であり、一緒に死んだ(んだっけ?)女中のことを指しているんだろうけど。でもトートダンサーがそれやるのは良いとして閣下までやっちゃう必要が果たしてあるのか
閣下ー! しかもよりによって胸元開いてるよ胸筋が目に入るよ!
ちょっと何この、今までの日本版のトート閣下イメージを根底から覆すような素敵閣下は!?

それと大道具の凝りようがまた凄い。
ハプスブルクの大鷲のオブジェが回転扉みたいになっているヤツとか。日本版ではそんなに大掛かりな装置を使うことがあまりないので、本家の気合の入れようにただただ脱帽。
でも、カフェのシーンで遊園地にある一回100円で動く乗り物みたいな装置に乗って、皆が王室ニュースを論じているのには危うく爆笑しかけた。
何の意味があるんですかその演出は!?
しかもウサギはともかくトドって!? 何でトドに乗って君達はクルクル回っているんだい!?
トートダンサーまで無表情で乗ってるし!

でもこれもまだ可愛いものだったね……二幕のゾフィー様悪だくみシーンに比べれば。
こっちの意味はまだ分かるんだよ。うん、意味は。
でもそのチェスの表現は、某忍者アニメの毒○ケ城の殿様のビジュアルが重なってね。一幕までの衝撃が一気に襲ってきて堪えきれずに笑っちまったよ;
もうホントに、それは真面目なのかウケ狙いなのか、誰か教えてプリーズ!(悶絶

恐るべしウィーン版エリザベート!
でも何が一番恐ろしいって、同じ内容の芝居を観たはずなのに、この感想を日本版しか観たことない人が読んでも十中八九、同じお芝居だと信じてもらえそうにないことだ……!
おかげで昨日は感想書けなかったじゃないか!(ウソのような本当の話

とまぁ、演出の違いがあまりにも衝撃的すぎて「お前どこ観てたんだよ」な感想になりつつあるので、ちょっと真面目な感想も入れときます;
字幕付きのお芝居ってのを初めて観ましたが(役者さんもオケピもみんな現地の人間。当然のごとく台詞はドイツ語)、訳文が日本版の台詞と微妙に違っている辺りに、やはり日本版は日本に合わせたアレンジになっているんだなぁ、と実感させられました。
何ていうか、日本版だと宝塚の影響もあって『エリザベート』といえばエリザベートと黄泉の帝王トートとの愛が話のメインとなっているのに対し、ウィーン版では一連の物語が「死者達による再現劇」だという認識をはっきりと示している感じでした。
死者が生者であったころを再現しているだけ、そう思わされる場面が目立ってたんだよね。結婚式の場面とか、所々に登場する朽ちた馬車とか。
あと、以前母からトート閣下という存在に関して、「エリザベートの中にある、解放をもたらす死への願望」すなわち「彼女自身のもう一つの一面」であるという解釈もあるんだよ~と教えてもらっていたので、その辺りにも注意して観ていたんですが……
や、ウィーン版の台詞だとこの解釈がものっそい当てはまってるわ;
日本版では幼いころシシィの命を救った閣下がフォーリンラブな歌を歌うんだけど、本家にはそれがなかったり。例の女装(だから本当はそう認識しちゃいけないんだろうけど;)の表現にしても、黄泉の帝王、すなわち死は何者にも等しく訪れる絶対の存在であると言っているようだった。

だから日本版とウィーン版のそれぞれのトートでは、垣間見える愛情の形ってのが全く別質のもののように思えるんだよね。そこが一番唸らされたトコでもありました。

何にせよ『エリザベート』No.1アイドルはルキーニだと、私は信じています
キーッチュ!
[ 2007/04/02 22:14 ] 演劇 | TB(-) | CM(0)
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プロフィール

矢車青(やぐるま・しょう)

Author:矢車青(やぐるま・しょう)
趣味の物書き。生まれも育ちも四国の土佐。創作小説サークル『モノクロアニマル』にて、本作ってイベント参加してたりもします。



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